2024年2月7日号    

         鶴と千鳥
冬の実感がないまま立春になりましたが、ここにきて関東に
雪が積もり水曜まで影響が続いています。ここは雨でしたが
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

先月、障がい者の話を書いた際に締め切りが迫って忘れた
話がありました。年末に薬師丸ひろ子氏のラジオで聞いた
おりづるガチャプロジェクトで障がい者が作った折り鶴を
カプセルに入れ、おもちゃでよくあるガチャガチャで販売し
低く過ぎる給料を増やして好循環を作る。というものでした

そして10日程前の東京新聞に発達障がいの人たちが作る
江戸伝統工芸の千鳥うちわの記事が掲載されていました
非対称の楕円のうちわで持ち手の木が鳥の頭になっていて
仰ぐ和紙の部分が胴体で見た目が愛らしい工芸品です

発達障がいの人もいろいろでしょうが、中にはとてつもない
集中力のある人がいて、並の人なら止めちゃうこともずっと
続けられたりする。という特性を生かし分業で製品を作って
職人さんも認めるようなモノが出来たということです

職人さんは自分が引退したらお仕舞いのつもりだったのが
伝統工芸品が無くならずに済んだのもよかったです

障がい者本人が仕事をどう考えてるのかが分りませんが
仕事をすれば幾つか幸福が手に入ると以前聞きました


                                 (正)