2019年12月11日号    

        命を守る現場で 
今が日没が一番早い時季なので、間もなく日足が伸びる
とはいえ寒さはこれからが本番で体調に気をつけたい頃
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

10月に元国連難民高等弁務官の緒方貞子さんが亡くなり
何か書こうかとも思いましたが自分はそれ程知らないので
マスメディアを見た方がいいだろうと、見送りました

先日、アフガニスタンで灌漑支援などをしている非政府組織
ペシャワール会の現地代表中村哲史が殺害されたことで
どういうことなのか少し考えてみることにしました

お二方に共通するのは武器によらない人道支援で
勝手な解釈をすると平和を構築するのに武器はいらない
と、根底では考えていたんではないでしょうか

逆に殺害犯は推測では市民が豊かになると兵士の勧誘が
やり難くなるので象徴的存在の中村氏を狙ったのでは。と
いうことで、本末転倒なんじゃないかと思いますが
戦って敵を倒さなければ気が済まなくなってるんでしょうか

平和を築くのにお互いに武器を捨てる、と武器は必要、との
究極の選択がありますが、現実で武器なしの平和な世界の
証明はなく、平和の名のもとに戦争は続くのでしょう

人道による平和を実践で証明しようとした人といえるでしょう


                                 (正)