2025年8月13日号    

          「殿、利息でござる」を見て
猛暑が続いたかと思えば豪雨という極端な天気の日本で
被害も出ているようですが、こちらは何事もなく無事です
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

休みばかりでも細々とした仕事をする気にもなれず
ケーブルテレビの見放題パックで映画を見るかということで
16年の「殿、利息でござる」を見ました。原作は歴史学者の
磯野道史氏で出版時にラジオで「無私の日本人」の話を聞き
それが「殿、‥」になったのは知ってはいました

お話は江戸中期に仙台藩で参勤交代(?)で宿場間の荷役を
宿場が行い費用も負担するので宿場町が困窮しているのを
藩に現代で3億円を貸して年1割の利息で費用を賄う計画を
実行するまでの顛末がコメディタッチで描かれています

主演は阿部サダヲだし脇にきたろう・中本賢・西村雅彦など
喜劇に手慣れた役者もいるしで最後まで軽妙な感じはあり
ましたが、終盤は「無私の人」たる話になってきて感動話で
「殿、利息でござる」という題で良かったのか疑問になるほど

作り方によっては真面目一本でも仕上げられる内容なので
「殿、‥」はオモシロに寄ってるような、といってマジメ過ぎは
うけないだろうし、ワケの分からぬミョウガクン(冥加訓)とか

15年ほとんど映画館に行ってない奴に言われたくないね


                                 (正)