2024年7月10日号    

         PLAN75を見ました 
梅雨明け前ですが猛暑、が恒例の挨拶になっています
晴れが続きたまに雨ですがこの後の週間予報は雨らしい
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

沖に行かずゴロゴロしてたので、ケーブルテレビの見放題で
映画の「PLAN75」を見ました。倍賞千恵子主演で75歳以上
なら希望者は安楽死できる法律ができた日本の話です

主人公は78歳で一人暮らし、働き口も無くしてPLAN75に
申し込みます。台詞は少なめで役所の職員や介添えの
外国人労働者の事情も合わせて淡々と話は進みます
映画内で強く主張するわけでもなく肯定も否定もないので
こちらで考えざるを得ない状況になります

カンヌ映画祭のある視点部門に出品したそうですが、カンヌ
といえば楢山節考を思い出しました。奇しくも昔の姥捨て山
と近未来の姥捨て山といった感じで未だ解決してない問題

自分が歳だからか社会の趨勢か高齢者が主役の話が目に
付きます。90歳の女性作家の映画、80歳の写真館の親父
の映画が公開中で少し前にBSで老害の人ってドラマもあり

老害が問題になってもいますが永六輔氏のラジオで聞いた
「子ども笑うな来た道じゃ、年寄り笑うな行く道じゃ」が
記憶に残っていて、これも答えの分らない問題でありました


                                 (正)