2023年5月17日号    

         先祖になる
五月中旬ですが所により猛暑日や真夏日が観測されて
早くも熱中症の注意喚起がされる状況ですが
みなさまはお元気でお過ごしでしょうか

昨日の火曜の午後にラジオを聞いていたら、文化放送の
ゴールデンラジオに政治学者の中島岳志氏が出ていて
映画「ハマのドン」の横浜カジノ誘致に反対した港湾事業の
元締め的な藤木幸夫氏に関連した話をしていました

藤木氏が反対会見で言っていた「・・・死んだ親父に‥言わさ
れている気がする・・・」という言葉に感じるものがあったそう
で民主主義は生者の声、立憲主義は死者の声ではないか
との考えがあるそうです。憲法は過去に生きた人の知識の
積み重ねで、物事を今生きている人だけで決めていいのか
未来へのバトンを渡せるのかとの問いかけでもある

中島氏が藤木氏と対談の機会があった時に柳田国男氏が
ある老人から聞いた「やることはやったから後は先祖になる
だけです」という言葉を紹介したら、藤木氏は「こんなことは
自分が最後と思ったが、まだ先がある。死んだ後も戦える」
と語っていたそうです。って、まとめ記事がヘタクソ過ぎです

頭の隅で神の宗教に変わるのはないかと思う自分としては
この考え方はいい線いってるような気がしています


                                 (正)