2021年11月17日号    

        楯と矛と糧と  
今年は早くも残り六週間余りとなり、紅白出場歌手の発表や
年賀状の発売や年末年始の行事が始まってきましたが
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

このところ、中国の南西諸島への進出もあって防衛費2倍
という意見があったり、憲法改憲勢力が増えたこともあり
改憲論議の圧力が高まっているところもようです

古い議論ですがあちらが軍事力あげたらこちらも上げるは
楯と矛の故事の通りどこまで行っても矛盾を生むだけです

武力増強したとして戦争は、止めた方がいいと思われます
仮に中国が相手として現在の国力は随分負けているので
全面戦争は無理だし、戦争は兵器だけで戦うものではない
兵站が大事なのは前の戦争の失敗でよく分ったはずですが
食料を大量に中国に依存していては直ぐに飢えちゃいます

安全保障というと戦闘機や艦船などの話になりがちですが
知らないけど食料やエネルギーや他にもありそうです

局地戦で一時的に決着しても、ぶり返すので延々と続きます
戦争は「公共事業」だと米国を揶揄することがあります
事業としてやられたら民はたまったもんではありませんが
そもそも殺人は罪なのに国ならいいという矛盾はどうするの

世の中に矛盾があるからドラマもできる。とはいえ


                                 (正)