2021年11月10日号    

        選挙を考える'21  
立冬になり本当に冬の気配が漂っていますが、秋はどこへ
行ったんでしょう、というようで季節感が変になりそうですが
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

先月末、総選挙で自民党は大幅減の懸念もありましたが
絶対安定多数確保で前回の大勝が楽勝になった程度です
野党共闘は議席数は減って成功とは言えないようです
連合が共産党を受け付けなくて、愛知ではトヨタの労連が
経営者側の自民候補に付いて立民は出馬なしになりました

自民・立民が減らした分を維新が増やした感がありますが
前回は希望の党と東西で振り分けたので、前々回と同数だ
ということです。このところ政党の分裂合流が慌ただしくて
流れが出来てないので野党共闘の評価も難しいですが
今回、国民の総意は変化を望まない、ということでしょうか

総意といっても、投票率は56%弱では心許なくはあります
やはり、一人だけ選ぶ小選挙区は議論活発な風土がない
日本の現状に合わない、中選挙区にも戻しにくいので
全部を比例代表制にするか小選挙区比例代表並立制でなく
併用制にしたらどうなんでしょう。死票は今より減るのでは

併用制のドイツは連立政府の交渉成立まで大変らしい
現在勝ててる与党が制度改革したがる訳もないけど


                                 (正)