2020年12月2日号    

        AI時代の囲碁将棋  
分かっていても毎年12月になると切羽詰まった気になります
今年は世界的に大変でしたから、これで終わりもなんだかな
ですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか

先日、久しぶりに囲碁将棋チャンネルで対局を見てみたら
コンピューターの評価値のパラメーターが画面に出ていて
どちらが優勢か素人でも分かるようになっていました

親切に候補手が3つ表示されていて各々の着手で何%に
なるか分かり、解説者もそれを見ながら喋っていますが
人間では考えにくい手も度々出現するので、戸惑いもある
ようです。まだ始まったばかりで試行錯誤してる状態なのか

その中で面白かったのは早指し将棋で中盤まで先手有利
だったのが一手で形勢逆転してしまって驚いていたら
相手も最善手を選ばずにまた逆転で評価値90%と10%を
行ったり来たりでジェットコースターに乗っているようでした

当然ながら対局者は全力で対局しているだけで、評価値を
見てないので観戦者が一喜一憂しているのは知る由もない
もっとも、録画放送だったので元から観客はないですね

コンピューターが人より強くなってどうなるかと思いましたが
見る側としては新しい楽しみ方が出来たようで、よかった
プロ棋士も更に強くなる可能性がありますね


                                 (正)