2020年6月3日号    

        ためらいカネ  
六月になり九州・四国から梅雨入りの声が聞こえ
関東も湿度が高くなり間もなく雨降りの時季が来そうですが
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

マスク不足で転売規制になった時、森永卓郎氏は規制せず
高値のままなら参入業者も出て供給が増えれば値も下がる
と言ってました。実際、供給が増えた今は値下がりしてます
需給の均衡で価格が決まると学校では習いましたが
現実にはいろいろな要素もあって単純に物価は決まらない

ウチに空き部屋があるので民泊するかと簡易宿泊所を見学
したら、経営者に稼ぐことに躊躇がないのが印象的でした
それが当然でしょうが、ウチは儲けることにためらいがあり
通販サイトで海藻販売を始めた時に価格設定がギリギリで
送料等の経費を計算したら儲けがないような状態でした

昔、輸入業者が現地の十倍の値で売ってる話題があったり
海外の露店で飛んでもなく吹っ掛けられて値引き交渉する
というのは聞いたことがあるので、それが世界標準なのかな

何の教義かお金は不浄という教えもあり、葛藤が生じます

してみると、トンネル法人を使い政府事業で荒稼ぎするのは
少しでも躊躇いがあったらとても出来ないことでしょうね

言葉に於けるためらいもあるけどそれはまた別の話


                                 (正)