2017年9月20日号    

         山の上のパン
九月は秋といっても肌寒いくらい涼しい日もあれば、晴天で
少し動いただけで汗ばむ日もお彼岸まではありますが
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

神奈川県の東南にある三浦半島は数十万年前に隆起して
出来た半島で高い山はないものの起伏に富み平地は僅か

横須賀は三浦半島の三分の二を占め、明治以降、軍港や
造船関連で発展し人口も増えた。平地はないが住宅需要は
逼迫しているために山の上に上にと家々が建てられていき
現在ではよくあんそこまで建てたと感心する光景が見られる

車が入れない山の上に薪で焼いているパン屋があると聞き
住所を頼りに行ってみることになった。江戸時代は海岸線
だった場所のコインパーキングに車を停め、後は徒歩で

この山の向こう側だろうと登っていくと確かに道はどんどん
細くなり原付バイクしか入れないくらいで近付いている気が
していたのに、道はある家まででなくなっている

地形的にはその家の向こう側らしいが反対側からでないと
行けないようで、結局、一度、山を下りてぐるっと回って
ようやくたどり着くことが出来た。10kgを抱えたツレが随分
忍耐強かったので、追い詰められた気持ちが救われました

山の上のパン屋といっても見える位置にないと目指し辛い


                                 (正)

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