2025年8月27日号    

          『字のないはがき』で考える
八月も終わりそうで自分の小学校の頃は手つかずの宿題に
苦闘していましたが、現代は始まってる学校も多いとか
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

先日、ツレと子がお世話になってる教室にリモートで参加し
絵本『字のないはがき』でお話ししました。原作向田邦子氏
ですが亡くなって40年以上ですが19年出版されたものです

あらすじは4歳の妹が疎開する祭にまだ字の書けない妹に
父が自分の宛名を書いたハガキを沢山持たせ、元気なら○
を書いて投函するよう言ったけれど、どうなったかという話で
読後の感想で自分は「戦争がないように‥。食べ物がない
のは嫌だ」子は「はがきの○が小さくなってってドキドキした」

こりゃ、やっちまったな。です。『星の王子さま』冒頭の一見
帽子に見える絵です。自分は持ってる情報でもっともらしい
意見を言いましたが。話の中の家族は直接の空襲はないし
食糧難でも飢えてはいない。絵本だけを見た素直な意見

戦争を知るにはどうしたらいいんでしょう。自分は漫画や本
テレビ・映画などで徐々に理解していったように思います
本一冊やドラマ一本で戦争観が出来たワケではなさそうな

表紙に描かれたタンポポのように小さい花の小さい種でも
時間を掛けて地道に広げていくよりないかも。大人意見で


                                 (正)