2023年4月19日号    

         単独犯と世情
近郊の桜の話はすっかりなくなり、藤やツツジに話題は移り
春来たりなば夏近し、といった具合に季節が早いこの頃
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

先日、首相が選挙の応援演説で訪れた和歌山の漁港で
爆発があり、犯人が漁師に取り押さえられる映像があり
昨年の銃撃事件の記憶も消えぬうちに再度で驚きました

犯人は単独犯らしく、動機の解明もまだですが政治状況に
不満を持っていたという情報も出てきているようです
政治的犯行でも組織でないとテロ行為とは少し違うらしく
ローンオフェンダー・単独の攻撃者といわれるようです

真偽不明ですが彼が「日本は民主主義風の専制国家」と
SNSでいってたらしいですが、自分もそう思うことはあります
しかし、考えるのと現実に実力行使するのは大きな隔たりが
あり、それで改善するかというと逆効果な気がします

対照的に今も記憶に残ってる「保育園落ちた日本死ね」は
世間で共感する人が多かったので、国会でも取り上げられ
社会を多少は動かすことになったと思うので、共感を広める
のが良かったのでは、それもなかなか上手くはいかないけど

攻撃者がでる土壌は不満が溜まってる世情があって
政治で良くするならいいけれど、そうでないのがこの結果


                                 (正)