2023年2月1日号    

         ことばの鎖
二月になり寒さも底であとは暖かくなるだけ。と思いたい
ところですが、まだまだ寒さは続きそうです
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

赤旗の日曜版に「この星のフェミ」という原稿に一枚ほどの
漫画が年に四回ほど載っています。フェミニストでもある
大島史子氏が描いていて、女性の権利向上が主題だからか
主張が耳に痛い、というかそんなきつく言わなくても、と思う
ような話が多くて、読んでも受け付けないこともしばしばで

先日は女言葉の話題で歴史的には男が押しつけた言葉だ
ということでした。デートで暴力を振るわれたときに「やめろ」
ではなく「やめて」でお願いになってしまう。例がありました

女言葉は柔らかくていいですが、そんな足枷があったとは
全く考えが及びませんでした。「やめて」を強めするにしても
「やめなさい」くらいでしょうか。それじゃ強い感じはしない

保育園の女児が「おまえやめろ」などと言ったりしてますが
今どきは言葉遣いを直すのもはばかられるんでしょうか

男らしさ女らしさは今は繊細な問題ですが男にしろ女にしろ
乱暴な言葉を使うのはあまりいい感じはしないので、理想的
には「やめろ」と言わずに済む安心な世の中だといいのにね
社会情勢はそうじゃない方向に傾いているようで心配です



                                 (正)