2020年11月11日号    

        負けを認める  
立冬を迎え関東の最低気温にも一桁になってきました
寒くなると感染症が流行すると云われ、そうなっていますが
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

アメリカ大統領選挙は民主党のバイデン氏の勝利が確実に
なったようですが、トランプ氏は認めていないようです
通例では敗者から勝者に電話して勝利を讃え、戦いを終え
アメリカの為に協力していきましょう。などというらしいです

コンシード(譲る)ということでカーリングでも使われるらしい
囲碁将棋も投了がありますが、勝負事は自ら負けを認める
ことでより強くなる、といったりします。将棋の藤井二冠の
小学生時に決勝で負けて表彰式も泣いている映像があり
子どもは負けを受け入れられなくて、受忍できて成長する
一面はあるかもしれません。負けに慣れても困りますけど

似たことで失敗や間違いを認めない。というのもあります
官僚は間違えない前提で情勢が変わっても前例踏襲したり
政治家も謝るのが相当嫌いな感じを受ける人がいます

論語に「過ちを改めざる、これを過ちという」と、あります
時代劇に武家の子が論語を音読してる場面を見ますが
現代の指導者はそんな手習いはしてないんでしょうか

もっとも論語から二千年以上たっても今の調子ですが


                                 (正)